危険物取扱者 乙種4類(通称:乙4)は、危険物資格の中でも受験者数が最も多い人気資格です。ですが「誰でも受けられる国家資格」である一方、合格率は決して高くありません。この記事では年度別の合格率の推移をもとに、乙4試験の難易度を分析していきます。
乙4の全体的な合格率

乙4の合格率は、例年30〜40%前後を推移しています。つまり、受験者の約3人に1人しか合格できない計算です。誰でも受験できる資格としてはやや厳しめの水準といえます。
年度別データの推移(例:2015〜2024)
- 2015年度:35.6%
- 2016年度:33.9%
- 2017年度:31.2%
- 2018年度:34.8%
- 2019年度:32.1%
- 2020年度:36.7%
- 2021年度:33.5%
- 2022年度:30.9%
- 2023年度:32.8%
- 2024年度:34.2%
※実際の数値は公式発表に基づき参照してください。
30%台前半を行ったり来たりしているのが特徴で、年度による大きな上下は少ない安定した難易度です。
合格率から見る難易度の実態
- 易しい資格ではない
→ 合格率3割台は、基本情報技術者試験や宅建士と近いレベル感。 - 独学でも十分狙える
→ 出題範囲は明確で、市販教材や過去問演習で対応可能。 - 一夜漬けでは厳しい
→ 合格者の多くは50〜100時間程度の勉強を積み重ねています。
まとめ
乙4試験は「誰でも受験できるが、簡単ではない」資格です。合格率の推移を見ても毎年3割前後で安定しており、独学合格は十分可能ですが、基礎固めと過去問演習は必須です。
これから挑戦する方は、勉強時間の確保と効率的な学習計画を意識しましょう。
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