危険物取扱者 乙種4類とは?基礎から解説

試験ガイド(基礎系)

はじめに

危険物取扱者の中でも、受験者数が最も多い資格が「乙種4類(通称:乙4)」です。
工場やガソリンスタンドなど、身近な職場で必要とされる国家資格であり、就職や転職に役立つ資格として人気があります。この記事では、乙4の基礎情報を分かりやすく解説します。


危険物取扱者とは?

危険物取扱者は、消防法で定められた危険物を安全に取り扱うための国家資格です。
ガソリン・灯油・アルコールなどは火災や爆発のリスクがあるため、専門知識を持った人が管理する必要があります。

👉 危険物取扱者には大きく分けて

  • 甲種
  • 乙種(1~6類)
  • 丙種

の3種類があり、乙種はさらに6分類されています。その中で乙4は特に需要が高い資格です。


乙種4類の対象となる危険物

乙4で扱えるのは「引火性液体」に分類される危険物です。

具体例

  • ガソリン
  • 灯油
  • 軽油
  • アルコール類
  • ベンゼン など

つまり、ガソリンスタンド・化学工場・運送業などで扱う「燃えやすい液体」が中心になります。


受験資格

乙4は受験資格の制限がなく、誰でも挑戦できるのが特徴です。
年齢・学歴・実務経験は一切不要で、社会人・学生を問わず受験可能。
資格取得を通じて、就職や転職の際にアピールできる点も人気の理由です。


試験概要

  • 試験方式:マークシート式(四肢択一)
  • 試験時間:2時間
  • 出題数:60問(法令・物理化学・性質消火 各20問)
  • 合格基準:各科目60%以上かつ全体で60%以上

※部分合格はなく、すべての科目で基準を満たす必要があります。


合格率と難易度

乙4は国家資格の中でも比較的受かりやすい部類です。
合格率は30〜40%前後といわれています。
ただし、全く勉強せずに受かるほど簡単ではありません。特に「物理化学」が苦手でつまずく人が多いです。


乙4を取得するメリット

  • ガソリンスタンド・化学工場などで必須資格
  • 危険物を扱う事業所で手当や資格給がつく場合がある
  • 就職や転職の幅が広がる
  • 他の乙種や甲種へステップアップできる

まとめ

乙種4類は、危険物取扱者の中でも最も需要が高く、誰でも受験できる入門資格です。
危険物を扱う職場では必須とされることが多いため、就職やキャリアアップを考える社会人にとっては特に有利になります。

まずは乙4の基礎を理解し、次に勉強法やおすすめ教材を確認して、効率よく合格を目指しましょう。

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